Application – 第11回和食ワールドチャレンジ|Washoku World Challenge The 11th Competition

大会テーマ『UMAMI』

和食ワールドチャレンジは第5回から、日本料理の味わいの基本「UMAMI」を大会の統一テーマとしています。

『UMAMI』とは?

料理の味わいの基本は、うま味にあります。「うま味」とは、「甘味、酸味、塩味、苦味」につづく、 五味の中の一つで料理の味の構成要素の大切な味です。いまや海外の辞書にも「UMAMI」と掲載されるほど世界の共通語となった「うま味」の成分はグルタミン酸などのアミノ酸とイノシン酸、グアニルなどの核酸が代表的な物です。

日本ではうま味を抽出するために、昆布や鰹節を使ってうま味成分を取り出す「だし」の技術を500年ほど前から実現しており、江戸時代中期(1651~1745頃)に数多く出版された料理書では、「だし」の重要性が常に説かれていました。このように「だし」に対する強い思いは古来よりあり、だしのうまみ味で素材の味を最大限に引き出し、美味しい料理を生み出しています。

日本料理にとってのだしは、昆布と鰹節で取るだしがもっとも基本的です。昆布のグルタミン酸と鰹節のイノシン酸による相乗効果がもたらされ、うま味を十分に堪能できる組み合わせになります。

今年のテーマ『あなたの考える日本料理』

世界中に日本食が広がる中、日本料理人の価値観や日本料理人に求められるものは多様化してきています。まるで日本の料亭にいるかのような伝統的な日本料理を提供する料理人もいれば、現地の風土やそこに根付く文化と融合した日本料理を提供する料理人もいるでしょう。「あなたの考える日本料理」を自由に表現してほしいとの願いから、このテーマとしました。

また、日本料理には日本の四季の中で育まれた「日本の食材」が欠かせません。あなたの街で手に入る日本産食材を使用し、食材の魅力を活かした「あなたの考える日本料理」を期待しています。

応募資格

日本以外の国籍を有し、料理人としての経験を持つ方。(現在の居住地は日本国内外を問いません)

*過去の決勝大会優勝者は除きます。

応募フロー

※今年は、東京での決勝大会は行いません。

エントリー

書類審査

各地域大会6名
計18名通過

地域大会
(欧州・米州・アジア)

各地域大会
優勝者
計3名を招待

日本での料理研修

スケジュール

各大会日程

  応募・
書類提出締切
結果通知 地域大会開催日 会場
欧州大会 応募・書類提出締切: 10月06日 結果通知: 10月11日 地域大会開催日:  11月06日 会場:University of West London
米州大会 応募・書類提出締切: 11月04日 結果通知: 11月10日 地域大会開催日:  12月04日 会場:Institute of Culinary Education
アジア大会 応募・書類提出締切: 10月17日 結果通知: 10月24日 地域大会開催日:  11月20日 会場:ABC Cooking Studio Funan Studio

日本での研修について

各地域大会の優勝者3名は、日本国内の有名日本料理店の厨房等にて、15日間(予定)の特別研修を受けることができます。日本産の旬の食材や調理法を間近で見たり、調理したり、日本のおもてなしを五感で体感することを通じて、日本料理の真髄に触れ、知識や技術を飛躍的に深めることができるでしょう。