「和食ワールドチャレンジ2016」優勝者インタビュー

マレーシアのチョン・チェン・ロン選手

(「寿司 織部」シェフ・アシスタント)

和食ワールドチャレンジに挑戦しようと思ったきっかけは何ですか?

勤め先の「寿司 織部」の主人・折付さんに勧められたことがきっかけです。これまで10年間に渡り学んできた日本料理の知識や経験を試す場としてよいと思ったこと、また自分の料理に対して、日本料理界における著名な方々からコメントをもらえるチャンスであるとも思ったためチャレンジしようと思いました。

オリジナルメニュー「アカムツのけんちん焼き」の誕生秘話を教えてください。

10年の間、様々な料理人から日本料理を学んでおり、このバラエティーに富んだ経歴を表現したいと考えました。そこで「ミニ・懐石」と題し、一つの皿に自分のこれまでの色とりどりの経験を彩り豊かに表そうと作りました。

決勝大会で来日した時はいかがでしたか?

とにかく充実した日々でした。大会を通して、知識そして技術力を高めることができたからです。また他国で活躍する料理人と出会えたことも、本当に良い経験となりました。いまでも連絡を取り合っていて、メニューのアイデアなどを共有しています。

優勝後、マレーシアに戻ったときのことを教えてください。

本当に多くのお客様や仲間たちからお祝いの言葉をもらいました。またメディアからの取材も多かったです。
そして何より嬉しかったのは、私がこの大会のことを話すことを通じて、マレーシア人の間で「和食」が知られはじめたことです!

あなたの今後の目標は何ですか?

これからもスキルを磨き、さらなる飛躍のために多くの経験を積んでいきたいと考えています。夢は自分でビジネスを始めること。京都の町屋が好きなので、「懐石旅館」なんて考えています。

6. 最後に第5回の挑戦者へのメッセージをお願いします!

「和食ワールドチャレンジ」は夢を叶える場所だと思います。
ぜひ全力を尽くし、そして楽しんでもらえればと思います。
和食ワールドチャレンジに参加することで、自分の日本料理力を知ることができますし、和食への知識が深まります。
そして世界中にいる仲間と出会えることは大変貴重な経験です。
最大限の創造力を持って、オリジナルメニューを考案してください。
キーワードは「常識にとらわれないこと」。
自分を信じれば、できないことはありません!

更新日:2017年07月27日