和食ワールドチャレンジは今年で第10回大会という節目を迎えます。
そこで、これまでの大会をふり返り、歴代の優勝者およびファイナリストの和食ワールドチャレンジや日本料理への思いや熱いメッセージをご紹介します。

History

和食ワールドチャレンジは、2013年に第1回大会が開催されました。それ以来、日本料理に高い関心を持ち、知識や技術の向上のため日々努力している外国人料理人が数多く参加し、熱い戦いを繰り広げてきました。日本料理に対する熱い思いを持つ者同士が交流できる場として、ネットワーク構築や知見を広げる機会にもなっています。

過去の大会をもっと見る

第1回

テーマ:「健康を世界に」

エントリー数:65名106作品(21ヶ国・地域)

書類審査と、応募作品のレシピをもとに日本の料理学校の講師がメニューを再現して試食審査を行い、10名が東京で開催される決勝大会に出場しました。決勝大会では、選手自らが応募レシピを調理し、優勝者を決定しました。

第2回

テーマ:「世界に通じる和食を」

エントリー数:83名110作品(27ヶ国・地域)

書類審査による一次審査で20名を選出、更に試食審査による二次審査を行い、10名が京都で開催される決勝大会に出場しました。決勝大会では選手がエントリー時に提出したオリジナル料理を調理し、上位3名を決定しました。翌日には「和食シンポジウム」で表彰式が行われ、優勝者は調理デモンストレーションを行いました。

第3回

テーマ:「日本の和食を”世界の和食”へ」

エントリー数:52作品(13ヶ国・地域)

書類審査による一次審査で20名を選出、更に試食審査による二次審査を行い、10名が東京で開催される決勝大会に出場しました。決勝大会では、日本料理の基礎的な技術を審査する課題料理と、選手自身のオリジナル料理を調理し、最優秀賞や創作料理賞等の各賞を決定しました。

第4回

テーマ:「一汁一菜」

エントリー数:105名205作品(26ヶ国・地域)

書類審査による一次審査で上位23名を選出、更に食作審査による二次審査を行い、東京で開催される決勝大会に出場する10名を選出しました。決勝大会では、課題料理(土鍋ごはんとアジのつみれの味噌汁)と選手自身のオリジナル作品を調理し、上位3名を決定しました。

第5回

テーマ:「UMAMI」(第5回以降の共通テーマ)

エントリー数:82名(23ヶ国・地域)

書類審査通過者による予選大会はロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、バンコク、香港、東京の6都市で開催されました。予選大会では包丁技術課題と、エントリー時に提出した課題料理(吸い物)の調理による審査を実施しました。各予選大会を勝ち抜いた6名が東京で開催された決勝大会に出場し、共通の食材を使用する課題料理(新春の煮物椀)とエントリー時に課題料理として提出した縁高盛りを作成し、上位3名を決定しました。

第6回

テーマ:「IRODORI」

エントリー数:65名(23ヶ国・地域)

書類審査通過者による予選大会はパリ、ニューヨーク、ロサンゼルス、バンコク、大阪の5都市で開催されました。予選大会では包丁技術課題と、エントリー時に提出した課題料理(煮物椀)の調理による審査を実施しました。各予選大会を勝ち抜いた6名が東京で開催される決勝大会に出場し、共通の食材を使用する課題料理(冬の煮物椀)とエントリー時に課題料理として提出した縁高盛りを作成し、上位3名を決定しました。

第7回

テーマ:「食感~Texture and Mouthfeel~」

エントリー数:83名(16ヶ国・地域)

書類審査通過者による予選大会は、香港、シンガポール、パリ、ニューヨーク、ラスベガス、サンセバスチャンの6都市で開催されました。予選を勝ち抜いた6名が東京で開催された決勝大会に出場し、決勝大会では、共通の食材を使用する課題料理(煮物椀)とオリジナルレシピの前菜半月盆盛りを作成し、上位3名を決定しました。

第8回

テーマ:「My Japanese Cuisine」

エントリー数:199名(41ヶ国・地域)

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインによる開催となりました。書類審査による一次審査で15名を選出し、調理動画審査による二次審査で6名のファイナリストを決定しました。ファイナリストに対しては日本料理のトップシェフによるマンツーマンオンラインレッスンを実施しました。

第9回

テーマ:「五法‐Five methods」

エントリー数:150名(39ヶ国・地域)

第8回同様、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、オンラインによる開催となりました。書類審査による一次審査で16名を選出し、調理動画審査による二次審査で6名のファイナリストを決定しました。ファイナリストに対しては日本料理のトップシェフによるマンツーマンオンラインレッスンを実施しました。なお、レッスンの様子はYoutubeにて一般の視聴者にライブ配信されました。

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